ある日の3才児クラス

9:15~10:00

みんな元気にやってきました。おはよう!
おはようブックにシールを貼ったり、段ボールにぶつかったり、
新聞紙をビリビリしたり、みんな思い思いに遊びます。

10:00~10:30

みんなで部屋をおかたづけして、
クラス

であつまります。
先生とおはようの歌を歌ったり、手遊びしたり。
絵本や紙芝居も読みます。

10:30~12:00

この日は、おんべ公園に出かけて砂遊び。
絵の具や制作遊びをすることもありますが、
基本、お天気の   いい日は、外で思いっきり遊びます。
(時には小雨でも外に出る事も。)
みんなお外は大好き!
午前保育の日は、ここでおしまいです。

12:00~13:45

お弁当の日はみんなでお昼ごはん。
園で食べる日もあるし、お外で食べる日もあります。
食べ終わったら、もうひと遊びしてから帰ります。

ひよこ会の歩み

藤沢団地(現コンフォール藤沢)のお母さんたちが立ち上げた“あそび会”から発展し、1967年11月に親と保育者が力を合わせて運営する3才児だけの保育集団ひよこ会が生まれました。
地域の方々の協力と援助で、団地敷地内に設置された“藤が岡市民の家”を活動拠点として、母親と保育者とで知恵を出し合い発展してきました。

藤沢団地の建て替えに伴い“自前の保育室の確保”と、集団保育だけでなく“地域子育て支援も行う”ことを目的に、2002年に“NPO法人はばたき”を設立。
2004年に新しく出来たコンフォール藤沢の専用保育室に移転しました。

子育て状況の変化から、2才児保育の要望が多くなり、2006年に2才児クラスを増設。

2010年4月に市からの委託を受け「藤が岡つどいの広場」をオープン。
ひよこ会の保育活動を続けると共に、地域の子育て支援の場ともなっています。

✾年中・年長児の保育を行う「どんぐり園」は、ひよこ会の姉妹園です。
自然の中で仲間の中でのびのびと遊ぶ保育を4・5歳児にもつなげたいという親と保育者の思いから生まれました。

体験談~卒園生のお母さんより~

2019年度のお母さんより ひよこ会に入れて

「♪友だちいっぱい 仲間がいっぱい 楽しいひよこ会♪」ピョンピョン跳びはねながら嬉しそうに歌ったあと、キラキラした笑顔でまっしぐらに自分のもとに駆けてきてくれる我が子。私にとってかけがえのない幸せな瞬間の記憶です。

ひよこ会には3人の子ども達がお世話になりました。四季折々の素材で自分の好きな遊びを心ゆくまで楽しみ、また遊びを通して仲間とつながる喜びを知り、それぞれの個性が花開いたひよこ生活でした。

これからも我が子の子ども達にとって、先生方の愛情に包まれながら思いきり遊び込んだ2年間の体験は、心の中の基地であり続けることでしょう。豊かな時間をありがとうございました。

<3才児 きいろ組母 A.S>

ひよこ会に入り、おおらかに子どもを見守る空気の中で、子どもはこんなにも輝くことを知りました。

繊細で怖がりの息子が、のびのびと自分を主張し、仲間との時間を誇らし気に語り、好奇心に導かれて動き、能力に挑戦する、まさに「子ども時間」を満喫する姿を見せてくれるようになったのは、間違いなくひよこ会のおかげです。目の前の世界に夢中になって輝く顔は、眩しいほどでした。そして私自身も、たくさんの仲間に支えられ、励まされ、子育てって楽しんだもの勝ちだなあと心底思った1年でした。

きっとここからまた楽しい毎日があり、良い仲間に出会える、そんな風に未来を描けるワクワクの種をいっぱいくれたひよこ会には本当に感謝しています。

<2才児 もも組母 S.M>

体を使って思いきり遊ぶことができるひよこ会。私自身ひよこ会出身で、今でも遊んだ記憶が残っています。娘にも記憶に残るくらいのびのびと遊べる時間を過ごしてもらいたいと思い、入会を決めました。娘はすぐに泥遊びが気に入ったようで、いつも迎えに行くときには全身真っ黒! 「今日は〇〇ちゃんとチョコレートのお店をしたよ~!」と、どろんこまみれで楽しそうに話してくれます。入会時はイヤイヤ期やトイレトレーニングの真っ最中。2学期には私の第二子出産など、たくさん変化のあった1年でしたが、こうした変化のある時期に先生や保護者同士お話しができる機会が多くあったので、とても心強く感じました。先生やお友だちと様々なことを共有し、楽しく遊んだ経験を力にして、これからもたくましく育っていってほしいと思います。

<2才児 あか組母 S.T>

~ひよこで迎えるほっこり子育て!4回目のひよこ会を終えて~

気弱な長男を抱え、園選びに迷った末に出会ったひよこ会。
それから二人の娘を経て、ついに4人目の末っ子が入会しました。
この末っ子は乱暴者の上に、喘息とアレルギー持ちという厄介なタイプ。
普通の幼稚園なら拒否されていたかもしれません。
でもひよこ会の先生方は嫌な顔をせず、温かく私たち親子を迎えてくれました。
湿疹や咳が出る度にこまめに連絡をくれ、力が互角ならケンカも注意深く見守ってくれます。

これほど子どもに寄り添い見守ってくれる場は、他にはないでしょう。
最後のご恩返しと思って運営委員を引き受けましたが、先生との密なつながりは思いのほか心地よく、純粋に楽しませてもらった1年間でした。
子育てに悩みがちな3才の時期こそ、こういうつながりが母をも支えてくれるのかもしれませんね。
ひよこ会という場が、今後も多くのお母さんの心のよりどころであり続けますように。

<3才児クラスの母より>

~2才児クラスの1年を終えて~

いつも4つ上の兄にくっついて、そのお友だちの中で少し背伸びをして遊んできた次男。
同年代のお友だちと2才児らしい遊びを!と思ってひよこ会に入会しました。
最初は「ママ帰らないでー!ママも一緒がいい!」と泣きながらお部屋に入る姿を見て、母子分離の保育は早すぎたのかな、という思いもありました。
しかし、徐々に楽しみをみつけ、迎えに行くと木の棒や石ころのお土産をもって「楽しかったー!」と笑顔で話してくれました。
大好きな先生やお友だちができたことは、何よりも嬉しいことです。
また、ひよこ会では母親として学ぶ機会も多く、反省したり励まされたり、様々な刺激を受けました。
ひよこ会でたくさん遊んだこの1年をステップに、春からまた新しい世界を広げていってほしいと思います。

<2才児クラスの母より>

施設&アクセス

外観

園の外観ひよこ会のエントランス。
コンフォール藤沢(旧 藤沢団地)の一室を保育室として利用しています。

園庭はありません。
しかし、保育室前の広場や砂場もみーんな子どもたちの遊び場です。
晴れたら近くの公園にも出かけます。

保育室内

保育室内たくさん準備された段ボール。
子どもたちのおうちになったり、車になったり、器になったり・・・子どもたちが思い思いに遊んでいます。

子ども達が自由に手にとれる絵本も月替わりで入れ替えられるほどたくさんあるんですよ。

アクセス

<所在地>
藤沢市藤が岡1-12 コンフォール藤沢C3-104(団地の中にある専用保育施設)
電話:0466-50-5886
✿藤沢駅より徒歩15分
✿藤沢駅より神奈中バス「藤が岡循環」、「1号」下車 徒歩1分

ひよこ会の保育

ひよこ会の保育

幼児期は遊びから意欲や社会性など生きる力の基礎を培う時期です。
ひよこ会では、子ども自身が持っている力、伸びようとする芽が豊かに育つことを大切にしています。
個人差の大きい2・3才児ですが、一人ひとりの思いを受け止め、自然の中で、仲間の中で、夢中になってあそび、心身ともにたくましく成長するように、外遊び中心の保育を行っています。

ひよこ会のあそび

~子どもにとって自然とは~

  • 遊びの相手
  • 仲間とのつなぎ目
  • 想像力を豊かにするきっかけ
  • おどろき、感動、疑問(これはなんだろう?どうして?)の宝庫
  • 風の音、おひさまのあたたかさ等を感じながら豊かな感性が育つ

~散歩~

  • 往復をゆっくり、じっくりと虫、花、木と遊びながら歩く

新聞・ダンボール遊び

新聞・ダンボール遊び大きなダンボールをダイナミックに倒したリ、扉を作ってもらって入ったり出たり。
四角いものを並べて電車、お風呂など一人の遊びが、いつの間にやら数人でキャーキャーと遊びだし、仲間とのつながりのできやすい素材です。

後半になると、ごっこ遊びに発展していきます。

水・砂遊び

水を含んだ砂は、だんご、ケーキ、山、川と子どもの思いのままに変化するすばらしい素材です。

全身を使っての砂遊びは、足腰のバランスをしっかりさせるだけでなく、素手で遊ぶ事で「突き出た脳」とも言われる手にもたくさんの刺激をもらえます。

斜面遊び、森遊び

斜面遊び、森遊び斜面のぼりにいどむ子どもたち。
両手をしっかりついてツルリと滑りながらも根っこにつかまったり、手、足、体全体を使って、仲間と「がんばれー」と声をかけあってのぼりきります。

かくれんぼ、木登り、森の探検も大好きなあそびです。